ネットショップのSEO対策
インターネット上にWEBサイトを作り、集客を望むのであれば「SEO対策」はある意味において必須事項とも言えます。
SEO対策とは「検索エンジン最適化」のことで、要するに「指定したキーワードに対して検索順位を向上させるための対策」と言うことになります。
例えば、あなたのお店がケーキを販売しているのであれば、「ケーキの販売」と検索された際、Yahoo!やGoogleにおいて1位になることが出来れば大成功と言えます。
(実際はこのワードで1位は逆立ちしても無理ですが・・・)
簡単に言えば、誰かがあなたのネットショップで扱っている商品を検索した際に、分かりやすい位置にあれば、集客は容易と言う程度の認識でいいと思います。
あなたはどうやってインターネットで探し物をしますか?
思い出してみてください。
あなたがインターネット上で何かを探すとき、どうやってそれを探しますか?
恐らくはYahoo!やGoogleなどの検索エンジンに「探したい言葉」を入力しませんでしたか?
このサイトをどうやって見つけましたか?
つまり、お客様も同じように、探したいものがあるときは検索エンジンを使うのです。
その数はおよそ8割以上。
現在ではパソコン、携帯電話、スマートフォンなど、ありとあらゆるインターネットが出来る端末で検索が行われており、そのユーザー数も数千万人単位です。その8割が検索エンジンから物を見つけていくのです。
しかし、ほとんどの人は検索結果のうち、10件程度しか見ようとしません
インターネットで物探しをする際、検索エンジンを使うことは分かっていても、実は出された検索結果のうち、わずか10件程度しか検索結果を見ないのです。
よほどディープな話題でもない限り、相当凝り性なユーザーでもない限り、それ以降の検索結果の閲覧は望めないのが現実です。
この10件、実は検索結果が表示される1ページ分です。
つまり、ユーザーは検索結果の出る数百ページの中から、わずか1ページしか閲覧しないのです。
ということは、あなたの取り扱う商品を検索エンジンから見てもらうためには、10位以内に入らなければ、来客数は増えないと言う事にも繋がっていくのです。
では、どうやってSEO対策をするのか
SEO対策は突き詰めていくと、ものすごくディープな世界になります。
現在もなおSEO対策においては様々な検証や考察が行われていますが、その全貌は明らかになっていません。
なぜなら、SEO対策は全てにおいてGoogleを筆頭とした検索エンジンを管理する側に依存しており、検索エンジン側が手の内を公開しない限りは確定した方法が分からないようになっているからです。
さらに、これまでも、これからも公開されることは無いでしょう。つまり、SEO対策は検証と考察の積み重ねでしか結果が分からないのです。
しかし、それでも確定していると思われることはいくつかあります。
その一つが「被リンク」の存在です。
被リンクとは、簡単に言えば「あなたのサイトにリンクを貼っているサイトの数」のようなものと考えればある程度正解です。
検索順位を向上させる手段の一つとして不変の条件の一つであり、最も基本的なことと言えます。
SEO対策のために被リンクを増やすには?
SEO対策として被リンクを増やすには、全てにおいて「リンク」を貼ってもらうことが基本となります。
例えば、友人に作ったネットショップを教え、その友人がブログであなたのネットショップにリンクを貼って紹介してくれると、そのリンクが1つの被リンクとして認識されます。
ただし、被リンクの数は1サイトに対して多すぎても無意味です。
1つのサイトにあなたのサイト紹介を無数に貼り付けても意味は全くなく、1被リンクとしてしか扱われません。逆に貼りすぎるとスパムとしてペナルティを受けてしまう可能性もあります。
最も簡単に被リンクを増やすのであれば相互リンク
相互リンクと言うのは、お互いのサイトを紹介しあう行為のことで、あなたのネットショップには相手のサイトを相手のサイトはあなたのネットショップをそれぞれリンクを貼り合うことで成立します。
この方法であれば、お互いに被リンクを確保できるようになるため、メリットが十分に生まれるのです。
特にここと相互リンクしたい! と言ったサイトがあれば、メールで問い合わせてみると言う方法が一般的です。
相互リンクをお願いする相手がいない場合
しかし、相互リンクはお互いの納得の上で行うものとなるため、メールで依頼するのは面倒であったり、時間がかかるのが常なもので、出来ればもっと簡単にリンクを増やして行きたいのが多くの方の本音かと思われますが、インターネット上には相互リンク募集サイトは無数にあるのはもちろん、相互リンクを前提にしたリンク集プログラムが設置されているところもあります。
SEO対策用に設置されていることもあり、申し込みが非常に簡単なのがメリットです。
現状で相互リンクを依頼する先が無い場合は、このようなところを探してみるといいでしょう。
「(ジャンル) リンク集」
などで検索してみると、割と簡単に見つかります。
参考:yomisearch(中小検索エンジンプログラム)
ただし、相互リンクということは、あなたのネットショップのどこかに相互リンク先の紹介をしなければならないということにもなります。
一般サイトだとあまり気になりませんが、ネットショップと言う事業性の高いサイトがページ内に大量のリンク紹介を入れているというのは見た目も悪いところもあって、あまり求めすぎるのもよくないかもしれません。
出来ればディレクトリ登録(下記参照のこと)やPPC広告を使い、体裁は守った方がいいでしょう。
お金を払えば審査をしてもらえるディレクトリに登録
特にネットショップの場合、事業サイトと言うこともあり、あまり意味のない相互リンクや、ページ内に相互リンクだらけになっているというのはあまり見た目のいいものではありません。
出来れば一方的にリンクをもらえる状態が望ましいのですが、さらにSEO対策として「影響力の強いサイトからリンクを貼ってもらう」という事も重要になります。
それを叶えてくれるのが「ディレクトリ登録」となります。
ディレクトリ登録は一般的には「Yahoo!カテゴリ」が最も有名で、Yahoo!と言う日本国内において最も人気の高いポータルサイトから一方的にリンクを貼ってもらえると言うのは非常に高い効果を見込むことが出来ます。
今でこそ魅力は半減したといわれていますが、それでもなお事業者から見たYahoo!ディレクトリはSEO対策における必須事項の一つとして君臨し続けています。
また、その他にはexiteやgoo、biglobeなどのような大手サイトからもリンクを貼ってもらえる「クロスレコメンド」も高い人気を誇り、特にGoogleに対して強い影響力を持つといわれています。
ディレクトリ登録にはお金がかかります
このようにSEO対策の上で非常に魅力的な存在がディレクトリ登録ですが、これほどのものが無料で出来るわけがないのも当然の話です。
Yahoo!カテゴリの場合は52500円~、クロスレコメンドであれば42000円~からの料金で「審査」をしてもらうことになります。
あくまで審査代です。審査に落ちた場合は登録はされないばかりか、お金も返ってこないのでご注意下さい。
審査自体は緩やかな部類です
Yahoo!カテゴリの場合、商用サイトで無い限りは無料で審査を依頼することが出来ますが、難易度はこれでもかと言うほど高く、まず通らないと考えるのが基本です。
しかし、商用サイト(要するにネットショップ)の場合、「ビジネスエクスプレス」と言う形で申し込みをするため、審査料は52500円~ですが、必ず審査をしてもらえること、仮に審査に落ちても理由は明確に記載され、1ヶ月以内に修正して再申告する場合であれば、無料で再審査を行ってもらうことが出来ます。この時点で問題なければ通過し、ディレクトリ登録をしてもらうことが出来ます。
クロスレコメンドにしても同様で、審査料金は42000円ですが、審査に落ちても理由が分かり、修正すれば無料で再審査できます。さらにクロスレコメンドの場合は何度でも再審査を依頼することが出来るので、通過確率はさらに高いものと言えるでしょう。
最終的にYahoo!ディレクトリも、クロスレコメンドも審査通過率は9割程度を誇っているので、しっかりとショップサイトを作りこんでいれば落ちることはほとんどありません。
(ただ、Yahoo!に関しては最近より厳しくなったといわれています。まずは先にクロスレコメンドに挑戦してみるほうがいいかもしれません)
ディレクトリ登録は必須でもなければ、別に必要ないという声もありますが、一度審査を通過すれば、以降は半永久的に強い被リンクがもらえること、料金も一切かからないことを考えれば、審査を依頼してみるのも一つの方法と言えるでしょう。
Yahoo!ディレクトリやクロスレコメンドだけでなく、他にもディレクトリは数多くあるので、一度それぞれの特徴を確認し、どれか一つでもいいので審査を依頼してみるのもいいかもしれません。
主なディレクトリサービス
- Yahoo!ディレクトリ(ビジネスエクスプレス)
- クロスレコメンド
- Jリスティング
- まちタウン
キーワードをきちんと入れる
SEO対策とは何かと言うことに対し、はっきりと答えられるのは「検索エンジンの結果を向上させるテクニック」ではなく「検索エンジンに対して正当にあなたのサイトを評価させるテクニック」であるということです。
検索エンジンは初見ではあなたのサイトが何のために存在しているかと言うことは分かりません。
これをはっきりと教えるためには、「私のサイトはこういうサイトです」と言うことを明確にサイト上に表記させる必要があるのです。
例えばあなたのネットショップで最もお勧めしたいのがイチゴショートケーキの場合
この商品はイチゴがたっぷりで甘くてお勧めです!
では、正しく検索エンジンには伝わりません。せいぜい「商品 イチゴ たっぷり 甘い お勧め」程度の認識でしょう。
このような場合、もっと正確に伝えるためには
(ショップ名)のイチゴショートケーキはイチゴがたっぷりで甘くてお勧めです!
とするべきです。
これであれば、検索エンジンは「(ショップ名)のイチゴショートケーキ イチゴ たっぷり 甘くて お勧め」とまで認識してくれるはずです。
つまり、あまり「あれ」「これ」「それ」と言った曖昧な表記はせず、正確に紹介することが望ましいのです。
かと言って無理にキーワードを詰め込みすぎると、かえって悪質であると判断されるので、適度に入れるのが望ましいです。
その辺はバランスの問題となりますが、まずは「あれこれそれ」は出来るだけ避け、正式名称や通称を上手に用いていくようにしましょう。
やらないほうがいい、やってはいけないSEO対策
SEO対策は検索エンジンの結果向上のために必要なものの一つですが、かといってやりすぎもよくありません。
特にネットショップは一般サイトと違い、出来ればショップ全体の見た目も考えた方がいいので、無茶に相互リンクを増やすということも避けておいたほうがいいでしょう。
特にトップページに相互リンクをしなければならないと言う指定がある場合、ランキングサイトのバナーならまだ許せても、関係のないサイトのリンクを大量に貼っていると言うのはどうでしょう? 自分がお客様だったらどういう印象を受けるかなども考慮しておきたいところです。
ネットショップは事業の一つです。つまり、ある程度の投資は必須となってきます。そのため、無料で出来るSEO対策ばかりに心を奪われ、肝心のショップ自体が粗悪になってしまうということだけは絶対に避けなければならないのです。
逆に、出来れば揃えておきたいリンクは上記にある「ディレクトリ登録」だけでも十分です。
1つのディレクトリ登録によるリンクは、100の小さな被リンクに勝ります。
確かに被リンクの増加は検索エンジンには好まれますが、人の見た目としては悪印象です。バランスよくいきましょう。
これだけは絶対に駄目!隠しリンク・隠しテキスト
絶対にやってはいけないSEO対策の代表例が「隠しリンク・隠しテキスト」です。
隠しリンクと言うのは、例えば相互リンクの数が膨大になり、見た目が損なわれた際、リンクテキストを背景色と同じ色にして、あたかもそこに存在していないかのように見せる方法です。
これは検索エンジンが最も嫌う手法の一つで、発覚し次第検索エンジンの結果から削除してしまうほどのペナルティを受けてしまいかねません。絶対にやめましょう。
キーワードの詰め込みすぎはNG!
前述と同様、あなたのお店でイチゴショートケーキを紹介したい場合、適度に「イチゴショートケーキ」と言うワードを入れるのが望ましいですが、だからと言って詰め込みすぎるのも問題です。
あまりに多く入れすぎると、作為的に検索結果を操作しようとする意図が見え見えになってしまい、逆にペナルティとなってしまう可能性があります。
全体の5%程度が望ましいといわれていますが、大体このあたりであれば問題のないラインと考えてもいいでしょう。
検索エンジンは日々進化しています
特にGoogleに顕著な傾向ですが、検索エンジンは常に進化を続けており、悪質な行為や見え見えの策はすさまじい勢いで取締りを強めています。
例えば商品紹介であっても、誰かのパクリや真似では通用しません。無理やりな被リンク増加も怪しまれます。
想像以上に対策が施されており、小手先の方法ではなかなか上手く行くものではないので、多くの人が「やめておいたほうが良い」と言ってることは素直に受け入れておいた方がいいでしょう。
何より大切なのは、あなたのネットショップが繁盛することです。検索順位を無理に上位にすることではないのです。
あえてSEO対策をしないのも選択肢です
ネットショップはその性質上、一般サイトのようなSEO対策は難しいものです。
見た目の問題やユーザーインターフェースの問題などを考えると、あまり無茶もできず、無料で出来るSEO対策にも限界があります。
それならばいっそ、SEO対策は基本的なことだけを行い、以降は一切行わないというのも方法です。
集客する手段は何もSEO対策だけではありません。
PPC広告や、チラシを作ってみるなど、探してみればたくさんの集客方法はあるものです。
また、本当に良いお店であれば、誰かが好意でリンクを貼ってくれるかもしれません。
インターネットのアクセスアップ手法を見てみると、ネコも杓子もSEO対策と言った風潮が支配していますが、そのようなことは全然無いのでご安心を。
それよりももっと大切なこと、出来ることは数多くあるのですから。
ネットショップ開業に役立つお勧めショッピングカート
カラーミーショップ | 初期費用 | 月額費用 |
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3,150円 | 875円~円(※) 1年まとめ払いの場合は月額875円。最短契約期間3ヶ月の場合は1ヶ月1,050円 |
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特徴 | ||
月額875円から運用できる格安ショッピングカートです。 独自ドメイン、モバイルサイト、スマートフォンサイト、ショップブログを全て込みでも同一金額内で収まると言う最高のコストパフォーマンスに加え、高いカスタマイズ性を誇っており、レンタルショッピングカート屈指の人気となっています。 ネットショップを始めてみたいけど・・・と悩んでいる方にも、最初の一歩として最適です。 |
おちゃのこネット | 初期費用 | 月額費用 |
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0円 | 500円~2000円(※) 独自ドメインプランの場合は月額2,000円となります。 年間一括払いです。 |
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特徴 | ||
月額500円からネットショップを開業できる高機能ショッピングカートです。何よりも管理画面が非常に分かりやすく、特にメールテンプレートにおいては最も使いやすいショッピングカートの一つと言えます。 デザインテンプレートは一部固定ですが、作りこみは簡単なこと、初心者から上級者まで満足の行く綺麗なネットショップを簡単に作ることが出来ます。 |
ショップサーブ | 初期費用 | 月額費用 |
---|---|---|
10,000円~(※) プランによって異なります。 |
4,800円~ | |
特徴 | ||
FTP機能を搭載し、自作HTMLも利用できる高機能ショッピングカートがショップサーブです。 最大の特徴は初期機能としてクレジットカード決済機能があり、誰でもすぐにクレジットカード決済を導入できる点が強みです。 テンプレートの量も多く、デザインも作りこみやすくなっています。 |
MakeShop(メイクショップ) | 初期費用 | 月額費用 |
---|---|---|
10,500円 | 0円~10,500円 | |
特徴 | ||
高機能ショッピングカートの定番のメイクショップ。 月額0円からネットショップ開業が出来、フルスペックでも月額上限が10,500円でありながら、機能性、安定性ともに高い品質を誇ります。 とにかくこだわったネットショップを作りたい方は迷わずメイクショップを選ぶのがお勧めです。 |
e-shopsカート2 | 初期費用 | 月額費用 |
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10,000円 | 2,400円~7,800円(※) プランによって変わります。 |
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特徴 | ||
埋め込み式ショッピングカートなら、人気度ナンバーワンのe-shopカート2がお勧めです。 埋め込み式でありながら、セキュリティも高く、非常に多機能な管理画面で商品管理、顧客管理なども出来るようになっているので、デザインにこだわりたい方、既存のWEBサイトをネットショップにしたい方でも十分満足の行くネットショップを作ることが出来るでしょう。 |