決済方法の確認


ネットショップ開業にあたり、発展性を考える以上「決済手段」のバリエーションは多いほど有効であるのは間違いありません。
中には個人事業主では難しく感じられるものもありますが、必要最低限の決済方法は思ったよりも簡単に取り入れることが出来るので、できればある程度用意できるようにしましょう。

代表的な決済方法

  • 銀行振込
  • 郵便振替(ゆうちょ銀行)
  • 代金引換発送
  • クレジットカード
  • コンビニエンスストア決済

ネットショップを利用したことのある方なら、必ず見た事のある方法です。
ネットショップ開業するのであれば、今度は自分がこれらを揃えなければならなくなります。

最も導入が簡単な銀行振込・郵便振替

銀行振込や郵便振替に関しては、現在持っている口座をそのまま利用することが可能です。
もしくは新規に口座を開設してもいいでしょう。新規で開設しても1週間程度で揃えられるので、ネットショップ製作中に平行して申し込んでおけばスムーズです。
まずは口座振込を主な決済手段としてネットショップをオープンすることになるかと思われます。

利用者の圧倒的な支持を得る代金引換発送

代金引換発送。通称「代引き」とも言われる方法ですが、こちらは宅配業者との契約によって利用が可能になります。
契約は決して難しいものではなく、審査があるものの、比較的緩やかなものになっています。
審査のためには事業内容、及びネットショップを見てもらう必要があるので、完成間際、もしくは完成直後の審査となること、審査から利用可能になるまで1ヶ月程度かかるので、ネットショップオープン最初の1ヶ月は銀行振込・郵便振替のみとし、審査が通ってから代引きを取り入れると言う流れも多いようです。

郵便局でも代引きは利用できますが、一回の利用ごとに手数料が取られ、さらにそこから手数料を差し引いてゆうちょ銀行に振り込まれる仕組みなので、無駄にコストがかかる可能性もあります。
代わりに契約の必要がないので、初期の利用としてはいいかもしれません。

ネットショップの必需品?クレジットカード決済

最も多く利用される決済手段として認知されているのがクレジットカード決済です。
しかし、通常のクレジットカード決済のための契約は非常に敷居が高く、年会費も高額です。審査も厳しい傾向にあり、取り扱える商品にもかなりの制限があります。
ペットや生体魚などのトラブル多発の可能性の高いものはまず審査に通りません。
各クレジットカード会社との契約は法人のみと考えた方がいいでしょう。

個人事業主の場合は、宅配業者の取り扱うサービスとして「クレジットカード決済」を取り扱っているところがあります。
例えばクロネコヤマトの場合、「クロネコペイメント」としてクレジットカード決済や、代引きの際に現金の代わりにクレジットカード決済が出来るものなどを取り揃えており、代引き契約と合わせて申し込んでおけば、1ヶ月程度で審査が終わり、利用開始までの期間を短くすることが出来ます。また、審査も比較的緩やかです。

参考:クロネコヤマトのクレジットカード決済

着実に利用者を増やしているコンビニエンスストア決済

近年のネットショッピングにおいて利用者を増やしているのがコンビニ決済です。
コンビニ決済には2種類あり「先払い」と「後払い」があります。

先払いの場合は専用の用紙を受け取り、もしくはネット上からプリントアウトし、コンビニエンスストアで支払いを行うことで入金完了として商品を発送します。
後払いの場合は商品を先に発送し、支払い用紙を添付することで、到着後にコンビニエンスストアで支払いを行ってもらう方法です。

最寄にコンビニエンスストアがある場合は重宝される方法ですので、取り入れると言う選択肢も十分ありですが、反面支払いが滞りやすいと言うデメリットもあることから、あえて採用しないショップもまだまだあるようです。
また、コンビニ決済を取り扱っている宅配業者によっては後払いによる不払いのフォローができていない場合もあるため、必然的にフォロー体制のある決済代行業者を利用しなければなりません。
この場合、個人事業主では青色申告であることが前提となるため、無理に取り入れる必要はないのかもしれません。

参考:ネットプロテクションのコンビニ後払い

最初から導入されている決済手段を利用する

レンタルショッピングカートを利用する場合、基本的には決済方法は自分で選んでいくことになりますが、各レンタルショッピングカート会社によって決済代行サービスを取り揃えている場合も多くなっています。
ある程度費用はかかりますが、例えばクレジットカードの年会費に比べれば10分の1程度に収まるので、どうしても自力で決済手段を確保できない場合は利用してみてもいいかもしれません。

また、例外としてショップサーブにおいては最初からクレジットカード決済機能が搭載されており、どのプランであってもクレジットカードに関する契約は必要ありません。

個人事業主の心強い味方。Paypal

Paypal(ペイパル)は無料でクレジットカード決済を代行してもらえる世界でも最も有名なクレジットカード決済代行サービスです。
ビジネスアカウントとして利用するには自分のクレジットカードを登録する必要がありますが、それさえ出来れば誰でもクレジットカード決済を取り入れることができるようになります。
日本国内でも個人がオークション用に利用していると言うケースも多く、個人事業主の決済手段としても広く認知されています。
各ショッピングカートにおいてもPaypalの使用を認めている場合がほとんどなので、導入も簡単です。

ただし、決済方法が若干ややこしいため、導入するのであれば決済方法として、マニュアルとして1コンテンツ作っておいた方がいいでしょう。
また、使用できるクレジットカードの種類も少ないのが難点かもしれません。日本国内で最も利用者の多いVISA、JCBはカバーしていますが、対応していないクレジットカードも多いので、その旨も掲載しておいた方がいいかもしれません。

参考:Paypal(ペイパル)

ネットショップ開業に役立つお勧めショッピングカート

カラーミーショップ 初期費用 月額費用
ショッピングカートの決定版 3,150円 875円~円(※)
1年まとめ払いの場合は月額875円。最短契約期間3ヶ月の場合は1ヶ月1,050円
特徴
月額875円から運用できる格安ショッピングカートです。
独自ドメイン、モバイルサイト、スマートフォンサイト、ショップブログを全て込みでも同一金額内で収まると言う最高のコストパフォーマンスに加え、高いカスタマイズ性を誇っており、レンタルショッピングカート屈指の人気となっています。
ネットショップを始めてみたいけど・・・と悩んでいる方にも、最初の一歩として最適です。
おちゃのこネット 初期費用 月額費用
おちゃのこネット登録 0円 500円~2000円(※)
独自ドメインプランの場合は月額2,000円となります。
年間一括払いです。
特徴
月額500円からネットショップを開業できる高機能ショッピングカートです。何よりも管理画面が非常に分かりやすく、特にメールテンプレートにおいては最も使いやすいショッピングカートの一つと言えます。
デザインテンプレートは一部固定ですが、作りこみは簡単なこと、初心者から上級者まで満足の行く綺麗なネットショップを簡単に作ることが出来ます。
ショップサーブ 初期費用 月額費用
10,000円~(※)
プランによって異なります。
4,800円~
特徴
FTP機能を搭載し、自作HTMLも利用できる高機能ショッピングカートがショップサーブです。
最大の特徴は初期機能としてクレジットカード決済機能があり、誰でもすぐにクレジットカード決済を導入できる点が強みです。
テンプレートの量も多く、デザインも作りこみやすくなっています。
MakeShop(メイクショップ) 初期費用 月額費用
10,500円 0円~10,500円
特徴
高機能ショッピングカートの定番のメイクショップ。 月額0円からネットショップ開業が出来、フルスペックでも月額上限が10,500円でありながら、機能性、安定性ともに高い品質を誇ります。 とにかくこだわったネットショップを作りたい方は迷わずメイクショップを選ぶのがお勧めです。
e-shopsカート2 初期費用 月額費用
10,000円 2,400円~7,800円(※)
プランによって変わります。
特徴
埋め込み式ショッピングカートなら、人気度ナンバーワンのe-shopカート2がお勧めです。
埋め込み式でありながら、セキュリティも高く、非常に多機能な管理画面で商品管理、顧客管理なども出来るようになっているので、デザインにこだわりたい方、既存のWEBサイトをネットショップにしたい方でも十分満足の行くネットショップを作ることが出来るでしょう。

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