ネットショップを開業するには?
ネットショップを開業するには、いくつかの方法がありますが、大まかな流れとしては以下のようになります。
- 販売したい商品の確定(これが無ければ始まりません)
- インターネットに繋がったパソコンを用意(当然ですが・・・)
- ショッピングカートをレンタルする
- ショップページを作る
- 決済方法・発送方法・メール文章などを設定する
- 商品を登録し、画像・紹介文章を入力する
かなり大雑把ですが、とりわけ大事なのが「ショッピングカートのレンタル」となって来るでしょう。
その気になれば自作でショッピングカートを作ることも不可能ではありませんが、コストが非常に高くなること、時間がかかること、セキュリティ上の問題などを考えると、レンタルが一番です。
コストとしても毎月1000円からスタートできること、高機能なものを求めても、1万円あれば十分すぎるものが利用できます。
セキュリティに関しても十分なものがあらかじめ用意されているので、特に深く考える必要はありません。
免許や書面などの手続き関連は?
基本的にネットショップを開業するために必要な免許などはありません。
ショッピングカートを設置し、商品を売る環境を作ることが出来れば誰でも店長になれるものです。
また、事業者登録状況においても、法人登録していなければならないことはありません。
個人事業主でも問題ありません。白色、青色も特に関係ありませんが、確定申告の際に申告できるものが一部変わってくるので注意しましょう。
ただし、実店舗と同様に「販売免許」が必要なものは別途取得しておく必要があります。特に多いのが
- お酒
- タバコ
- 古着(オークションでは必要ありませんが、ネットショップでは古物商関連の免許が必要です)
ですが、他にも販売のために免許が必要なものは実店舗とネットショップで違いがあるわけではありません。
必要なものは必ず取得しておきましょう。
ネットショップのお約束
ネットショップでは、必ずショップサイト内に「特定商取引法に基づく規約」の表記を入れなければなりません。
これは何の表記かと言うと、「販売者に関する情報」のことを指します。
つまり、ネットショップを運営するには特有の手続きや免許が必要なわけではありませんが、ショップサイト上に
- 住所(事業者所在地。実店舗が無い場合は事務所など)
- 販売者名(個人事業主の場合は本人。企業の場合は代表者)
- 電話番号
- メールアドレス
- 販売免許(お酒など特定商品を取り扱う場合)
などを掲載しなければなりません。
この記載がないと法律で罰せられることになります。
また、信用問題にも関わる情報なので、くれぐれも携帯電話の番号やフリーメールアドレスを掲載するのは避けておきましょう。
駄目というわけではないですが、お客様がこの情報を見たとき、まず信用はしてくれません。
商品はどうやって梱包・発送するの?
基本的に売れた商品の梱包や発送は通常の宅配便や郵送で問題ありませんが、やはり「お店」である以上体裁は作りたいもの。
梱包材などは自分で調達しなければならないので、オープン前には梱包の手順は完全にマニュアル化しておいたほうがいいでしょう。
梱包関連の業者もありますが、依頼すると高いです。
発送に関しては特に個人も企業も変わりません。これまで通り宅配業者に持ち込んだり、電話で宅配をお願いする、コンビニエンスストアからの発送でも同じです。
しかし、代引発送の場合は別途宅配業者と契約する必要があります。
契約と言っても個人でも簡単に契約できるので、そこまで畏まるものでもないのでご安心を。審査がある場合もありますが、かなり緩やかなので、過去にトラブルなどを起こしてでも無い限りはまず通過します。
代表的な宅配業者と言えばクロネコヤマト(ヤマト運輸)か佐川急便ですね。特にクロネコヤマトであれば、個人事業者向けに代引発送やクレジットカード決済利用手続きが無料で契約できるのでお勧めです。
ただし、代引発送の契約審査において、ネットショップが見れる状態であることが条件となる場合がほとんどです。実店舗を運営している場合は必要ありませんが、ネットショップのみの個人事業主の場合は、少なくともオープン手前状態にまではショップサイトを作っておく必要があります。
また、審査も1ヶ月程度かかるので、オープンしてから1ヶ月は銀行振込や郵便振替のみということも珍しいものではありません。
しかし、代引発送はネットショップでは利用者が非常に多い決済方法なので、出来れば契約しておきましょう。
ネットショップのための新しい口座を作る必要は?
必ずしも新規で銀行口座や郵便口座を作る必要はありませんが、収益などの計算がしやすいように新たに作っておいた方が得策と言えるでしょう。
最寄の銀行で作っても問題ありませんが、屋号に関する手続きがややこしいため、個人事業主の場合は屋号を付け加えられるネット銀行を利用する方が見た目としてはいいかもしれません。
ジャパンネット銀行の場合は屋号+名前 でも口座が開設することが出来るのでお勧めです。
別に気にならないのであれば、既存の口座を利用しても問題ありません。
ある程度揃えなければならないものもありますが、面倒な手続き関連はほとんど無いので、ネットショップ開業においては「簡単」と言い切ることは可能かと思われます。
問題は開業してから、もしくはショッピングカートをレンタルしてからになるので、ある意味技術的な知識が求められる割合の方が多いかもしれません。
ネットショップ開業に役立つお勧めショッピングカート
カラーミーショップ | 初期費用 | 月額費用 |
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3,150円 | 875円~円(※) 1年まとめ払いの場合は月額875円。最短契約期間3ヶ月の場合は1ヶ月1,050円 |
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特徴 | ||
月額875円から運用できる格安ショッピングカートです。 独自ドメイン、モバイルサイト、スマートフォンサイト、ショップブログを全て込みでも同一金額内で収まると言う最高のコストパフォーマンスに加え、高いカスタマイズ性を誇っており、レンタルショッピングカート屈指の人気となっています。 ネットショップを始めてみたいけど・・・と悩んでいる方にも、最初の一歩として最適です。 |
おちゃのこネット | 初期費用 | 月額費用 |
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0円 | 500円~2000円(※) 独自ドメインプランの場合は月額2,000円となります。 年間一括払いです。 |
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特徴 | ||
月額500円からネットショップを開業できる高機能ショッピングカートです。何よりも管理画面が非常に分かりやすく、特にメールテンプレートにおいては最も使いやすいショッピングカートの一つと言えます。 デザインテンプレートは一部固定ですが、作りこみは簡単なこと、初心者から上級者まで満足の行く綺麗なネットショップを簡単に作ることが出来ます。 |
ショップサーブ | 初期費用 | 月額費用 |
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10,000円~(※) プランによって異なります。 |
4,800円~ | |
特徴 | ||
FTP機能を搭載し、自作HTMLも利用できる高機能ショッピングカートがショップサーブです。 最大の特徴は初期機能としてクレジットカード決済機能があり、誰でもすぐにクレジットカード決済を導入できる点が強みです。 テンプレートの量も多く、デザインも作りこみやすくなっています。 |
MakeShop(メイクショップ) | 初期費用 | 月額費用 |
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10,500円 | 0円~10,500円 | |
特徴 | ||
高機能ショッピングカートの定番のメイクショップ。 月額0円からネットショップ開業が出来、フルスペックでも月額上限が10,500円でありながら、機能性、安定性ともに高い品質を誇ります。 とにかくこだわったネットショップを作りたい方は迷わずメイクショップを選ぶのがお勧めです。 |
e-shopsカート2 | 初期費用 | 月額費用 |
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10,000円 | 2,400円~7,800円(※) プランによって変わります。 |
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特徴 | ||
埋め込み式ショッピングカートなら、人気度ナンバーワンのe-shopカート2がお勧めです。 埋め込み式でありながら、セキュリティも高く、非常に多機能な管理画面で商品管理、顧客管理なども出来るようになっているので、デザインにこだわりたい方、既存のWEBサイトをネットショップにしたい方でも十分満足の行くネットショップを作ることが出来るでしょう。 |